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 人々の高齢化が激しく進行するなかで、これからの日本においてはどのような施策と心構えが必要となってくるのでしょうか。新しい視野から豊かで活力ある21世紀の長寿社会を構築していくためには、当事者である中高年自身の自覚と自立、そして仲間作りとネットワーク作りが大きな意味を持ってきます。そのような社会の実現に寄与したいと、(社)長寿社会文化協会は設立されました。
 社団法人長寿社会文化協会(WAC)は1988年に設立され、経済企画庁と厚生省の指導のもと、主に”安心して老いられる長寿社会をつくること”を目的とする事業を行なっている公益法人です。
WACには地域たすけあいのボランティアグループで活動を希望する修了生に対しできる限り支援します。また、厚生省の委託を受けて指定居宅サービス事業者設立運営の研修事業をしてきました。企業を目指す修了生に対しても指導します。同じく、NPO法人の設立、ボランティア団体の立ち上げ等に対してもサポートしています。さらに、働いているホームヘルパーの様々な悩みに対し相談を受け付けます。そして、ホームヘルパーの社会的地位の向上や労働環境の整備等を支援します。
  長寿社会に関して、当事者である中高年及びその団体が、効率的な社会参加が出来るようにしていく。
  個人の長寿が、停滞や衰退ではなく、発展と成長につながるライフスタイルを考えだしていく。
  長寿社会文化について、調査、研究、啓発活動を行う。
  高齢者の健康と生きがい作り、地域の相互扶助機能の活性化を促進する活動を行う。

このような目的を実現するために、

コミュニティリーダーの養成と地域コミュニティ作りの推進
◆世代を超えた相互扶助活動
◆高齢社会に関するさまざまな情報の提供とネットワーク作り
などの事業に取り組んでいます。
こうした社会的役割のもとに、本協会は中高年を中心とした公益性のある会員組織として、また非営利の不偏不党の立場で運営されています。

以上のような趣旨に基づき、社団法人 長寿社会文化協会は、1988年4月22日に経済企画庁を主務官庁として許可されました。民間の高齢化問題に関する団体として第1号の社団法人です。そして、1995年7月、それまでの活動が評価されるとともに、今後の高齢社会のなかにおけるさまざまな課題に対処していくため経済企画庁・厚生省の共管となりました。

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